構成担当書籍『もしも一年後、この世にいないとしたら。』
清水研著(文響社)が誕生しました。
清水研著 著 文響社
弊社が構成担当をさせていただいた書籍、
『もしも一年後、この世にいないとしたら。』
清水研著(文響社)が誕生しました。
国立がん研究センター中央病院・精神腫瘍科長の清水研医師とは
弊社代表の稲垣麻由美著『人生でほんとうに大切なこと・がん専門の精神科医・清水研と患者たちの対話』からのご縁で、今回構成のお手伝いをさせていただくこととなりました。ぜひ、ご拝読くださいませ。
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人生の締切を意識すると明日が変わる
3500人以上のがん患者と対話してきた精神科医が伝える
死ぬ時に後悔しない生き方
はじめに より
私自身は精神腫瘍学(がんとこころに関する学問)を専門とする精神科医であり、2003年から精神腫瘍医(がん専門の精神科医および心療内科医)として国立がん研究センター中央病院に勤務しております。
それ以降一貫して、がんに罹患された方とそのご家族の診療を担当しております。毎年お会いしている方の数は200人を下りませんので、いままで3500人以上の方々の話を伺ってきたことになります。
私自身は相談に来られた方のお役に立とうと、全力を尽くしてお話を伺うわけですが、この仕事を通じて、教えていただくことが山ほどありました。突然がん告知を受け、人生の期限を意識させられる体験はとても苦しいものだと思いますが、その喪失と向き合いながら、自分に残された時間をどう生きるべきかと真剣に悩まれる方々の語りは、ひとつひとつが力強いもので、毎日をなんとなく生きていた私にとって、心から畏敬の念を抱く体験でした。
そしてその結果、なんと私自身の人生も変わりました。(中略)私が学んだことは、きっと多くの人の役に立つと信じておりますので、この本を通じてお伝えできればと思っています。
目次(一部抜粋)
はじめに-大切なことを先延ばしにしていませんか
序章 がんは体だけでなく心も苦しめる
がんと無関係でいられる人は少ない
がん告知後1年以内の自殺率は一般人口の24倍
第1章 苦しみを癒やすのに必要なのは、悲しむこと
「悲しみ」という感情が苦しみを癒やす
苦しみに向き合う際の道しるべがある
第2章 誰もが持っているレジリエンスの力
「喪失」を受け入れるには時間とプロセスが必要
「10年後」がないとしたら、なんのために今を生きるか
第3章 人は死の直前になって、心のままに生きていないことに気づく
「もう一人の自分」が自分を追い込んでいる
自分を押し殺して生きてきたことに気づけるか
第4章 今日を大切にするために、自分の「want」に向き合う
死ぬとわかっていても、どうして人は精いっぱい生きるのか
「人生とは一回きりの旅である」
第5章 死を見つめることは、どう生きるかを見つめること
「人間は死んだらどうなるのか」という問いにどう答えるか
死に至るまでの苦しみへの対策はある
おわりに-「死」を意識して初めて生きることの「光」に気づく
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