7/3 ZOOM対談イベント「あの本の著者の話を聞いてみよう №1」に出演します。
あの本の著者の話を聞いてみよう No.1稲垣麻由美さん
「東京・田園調布の小さな出版社 ソーシャルキャピタル」様主催
ZOOM対談「あの本の著者の話を聞いてみよう№1」出演の機会をいただきました。
『戦地で生きる支えとなった115通の恋文』(扶桑社)は2015年、終戦70年の夏に刊行。
おかげさまで2016年、2017年、2018年と舞台の原作にもなりました。
「115通の恋文」が誕生した経緯、取材方法、南方戦線、当時の郵便事情、98歳の戦争体験者から伺ったことなどをお話する予定です。ご自宅で参加できるzoomでの開催となります。ぜひご参加ください。
開催概要
方法 | zoom(参加者にURLをお知らせします) |
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日時 | 7月3日(水)午後8時半~9時半(残り20分ぐらいを参加者とのディスカッションにする予定) |
申込方法 | 7月3日(水)午前8時までにFacebookイベントページで「参加予定」にすること。 |
主催 | 吉田(有限会社ソーシャルキャピタル) |
【あの本の著者の話を聞いてみよう】企画趣旨
いつの時代においても考えるべきこと、知っておくべきことを書籍や著者と通して考えるzoom読書会。
本の記憶を消さないためにも。出版社ソーシャルキャピタル編集者吉田との対談形式。不定期開催。
https://www.facebook.com/events/442128193235723/?active_tab=about
<下記、ソーシャルキャピタル様のサイトより>
【今回の1冊】『戦地で生きる支えとなった115通の恋文』(扶桑社/2015年7月)
【気になる本の著者に話を聞くzoomイベント】
第1回目は稲垣麻由美さん。実存する、今から81年前の戦地に赴く夫への妻からの手紙を編纂。
つらくて、いとおしくて、不安で、待ち遠しくて。妻のゆらぐ気持ちが赤裸々に表現されています。
私達はこの過去から常に学ぶことがあるように思います。
独自の取材を重ね、6年半をかけて書いた本書は舞台にもなったほど。
本書を執筆した稲垣さんに「本書を通じて伝えたいこと」をお聞きします。
出版社ソーシャルキャピタル編集者の吉田との対談形式になります。
本を読んでご参加いただけると嬉しいです。
結婚して間もなかった夫に届いた出征の命。
1944年激戦の地フィリピン・ミンダナオ島に赴いた夫との別れ。
お腹には初めての子どもが宿っていた妻がほぼ毎日書き続けた115通の手紙。
「お父様がお召になっていた服を身につけてみました」
「できることなら今すぐ飛んで行って、私の気持ち、心をお知らせするものを。ひと時も忘れることはありません」
「貴方がお側におられるなら、思い切りあのお強いチカラのある体にかぢりついて思ふ存分甘えてみたい……」
1946年、復員した夫のリュックの中にあったのは、氷砂糖と干しぶどう、そして、妻からのこの115通の恋文だけだった。
戦後80年を迎えようとする今、戦争や人間関係の在り方について考える意味は大きいのだと思います。
目次
序章 | 115通の恋文が今、語りかけてくること |
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第1章 冬 | ― 忘れられぬ夫様へ ひとりぼっちのしづより ― 「安心」を「安神」と書いた時代 筆跡から伝わる揺れる想い |
第2章 春 | ― 貴方はパパ様に、私はママになりました ― 戦地と日本を繋いだ「軍事郵便」とは 「軍歴証明書」が教えてくれる藤栄氏の足跡 |
第3章 夏 | ― お父ちゃん、早く元気なお顔をお見せ下さい ― 「ミンタルの虎」と呼ばれた男 地獄の万華鏡、戦地ミンダナオ島の真実 |
第4章 秋 | ― お父様が恋しくなってペンを走らせております ― なぜ、捕虜となってもこの手紙が残っていたのか 刊行によせて 緑いろの風のなかで 渡辺喜久代 |
終章 | 何も知らないことの怖さ |